いわゆる「南京事件」にまつわる日本人側の証言集。


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大虐殺はあったのか?なかったのか?

『「南京事件」48人の証言』

 小学館文庫

 阿羅健一 著

 櫻井よしこ 解説

~霧名亜夜斗の「この本を読め!!」~

  《 内 容 》

1937年12月、中華民国首都・南京で何が起きたのか????

三十万人あるいは数千人と言われる「南京事件」の現場は、一体、どうなっていたのか???

過去、「南京事件」の証拠、証言とされたものには多くの虚偽が含まれ、大新聞にさえ虚報が載り、真相を一層わかりにくいものにしてきた。

本書は、当時南京に居た陸軍軍人・海軍軍人・記者・写真家等々、日本人生存者に直接インタビューした証言集である。

今は亡き人も多数含む貴重な証言集から浮かび上がってくる「歴史的事件」の真相とは…………

昭和62年刊行時、各界に衝撃を与えた「第一級資料」を復刊。

  《 解 説 》

いわゆる「南京事件」とは、

日中戦争(当時の呼称・支那事変)下の1937年12月13日から翌年1月下旬まで、日本陸軍の部隊が南京入城の際、暴行、略奪、強姦、放火等々行い、南京市民約三十万を…大虐殺した」

と中国側が主張する事件であります。

本書では、当時、中華民国首都・南京に居た、

大阪朝日新聞
東京朝日新聞
東京日々新聞
大阪毎日新聞
報知新聞
読売新聞
同盟通信
同盟通信映画部
新愛知新聞
福岡日々新聞
都新聞
福島民報

などの新聞記者、カメラマン

第十軍参謀
上海派遣軍参謀
上海派遣軍特務機関員
参謀本部庶務課長
野砲第22連隊長

などの陸軍軍人

砲艦艦長
第2連合航空隊参謀
上海海軍武官府報道担当官

などの海軍軍人

領事官補などの外交官

らに、著者がきめ細かい取材を行い、「大虐殺」の事実を検証しています。

証言者の多数は、

「市民の大虐殺など見たことも聞いたもない」

と言い、
一部の証言者は

「数百人の捕虜が殺害されているのは見た」

と言っています。

大虐殺はあったのか?無かったのか?
大虐殺論争を考える上での一助となる本です。

 

 

軍事史日中戦争史、「南京事件論争」に興味を持たれる方に、本書を強く推薦いたします。

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